前頭部とその色
車体は基本的にステンレス製であるが前頭部は丸みを帯びていることからFRP成形品としている。
色は東急5000系グループはステンレス車体に合わせた色、横浜高速鉄道Y500系は伸びゆく都市を表すメタリックブルーであるが、東急5000系グループは2次車以前はゴールドがかったシルバー、3次車以降は単なるシルバーと多少の差異がある。
表示器
2次車以前およびY500系は、運行番号表示器・行先表示器は3色LED、種別表示器は多彩な種別の色分けを考慮し幕である。3次車以降はLEDの進歩により運行番号表示器は3色LED、種別表示器はフルカラーLED、行先表示器は白色LEDとなった。
方式に関わらず行先表示器は漢字とローマ字の交互表示である。
非常扉の遮光幕
4次車以降は全開状態でも外から遮光幕が少し見えるようになった。なお、5080系は窓上部に遮光フィルムが貼られているため確認できない。
排障装置
排障装置のジャンパ線にかかる着脱部分
着脱部分の取り付け方法が変更されている。また、8005Fのドア誤開事故後この部分を取り外して運行中である(ただし2007年度投入の6次車を除く)。
前頭部の長さ
5000系1次車は車体端から乗務員扉まで(以降Aと呼ぶ)が830mm、乗務員扉から客扉まで(以降Bと呼ぶ)が770mmとされたが、5000系2次車以降は客扉間隔拡大の影響でBが10mm短い760mmとわずかながら短縮された。これは乗務員扉から緑帯の立ち上がりまでの距離で確認できる。
また、5050系・5080系・Y500系ではATO搭載またはおそらくその準備のためAが100mm長い930mmとなった。このため5080系・Y500系は車体端から乗務員扉までの間に通常の車体が挿入され、5050系は先頭のFRP部が延長された。
ほかにも戸枠の厚みが異なる車両があり乗務員扉からラインカラーの立ち上がりまでの距離がわずかに異なるが、詳細は不明である。下の写真では5000系2次車・Y500系の写真の車両が厚く、それ以外の車両は薄くなっている。