玉川電気鉄道の戦前・戦後初期の車両のうごき

(狭軌)5~7号新造

大正5年3月23日(玉第686号)(および大正5年6月13日付(玉第686号の1))で認可申請を提出し、大正5年7月22日付(辰土甲第627号)で認可を受けた。大正5年7月24日付(玉第668号の3)で附随客車御検査願を提出し、大正5年8月(辰土甲第627号)に検査証書交付を受けた。

定員は40人(座席26人、立席14人)。

電動客車1~15号、電動貨車2・3・5号、付随貨車1~5号新造

大正9年4月30日付(玉発第47号)で電動客車15両、電動貨車5両、付随貨車25両の車輌構造認可願を提出し、大正9年8月26日付(申土甲第1885号)で認可を受けた。電動客車1~15号、電動貨車2・3・5号、付随貨車1~5号は大正9年8月26日付(玉第68号)で車両検査願を提出し、9月2日付で検査証の下付を受けた。

電動客車の内12両は、ブリル社製ジャイアントハンドブレーキの納品が遅れたため東京市電気局使用の分のベベルギアーを当初は使用した。その後、大正9年12月23日には本来の通りに落成し、同日付でハンドブレーキ落成届を提出した。

なお、電動貨車2・3・5号および電動客車3両は別途注文の品を流用したため、当初からブリル社製ジャイアントハンドブレーキを使用した。

22~24号新造

大正11年5年15日付(玉第101号)で車両構造認可願を提出し、大正11年7年4日付(戌土甲第2314号)認可で受けた。大正9年12月15日付 申土甲第4800号で認可を受けた車両と「車体昇降口の外戸を内戸になすため運転室を変更する」ほかは全然同様の車両3両。

大正11年9月19日付(玉第144号)で車両検査願を提出し、大正12年9月27日付(戌土甲第2314号)で検査証の交付を受けた。

25~27号新造

大正11年12月6日付(玉第157号)で増設車両構造認可願を提出し、大正11年12年16日付(戌土甲第2314号)認可で受けた。25号の竣功日は不明。26・27号は大正12年7月11日付(玉第68号)で車両検査願を提出し、大正12年7月27日付(戌土甲第2314号)で検査証の交付を受けた。構造は22~24号と同一である。

28~30号新造

大正12年12月19日付(玉第109号)で増設車両構造認可願を提出し、大正12年12月~翌年1月ごろに認可を受けた(亥土第9072号)。構造は22~24・25~27号と同一である。

36~40号新造

大正14年4月20日付 玉第35号で車両設計認可を申請し、大正14年6月20日付 監第1508号で認可を受けた。大正14年6月24日付 玉第57号で竣功届を提出した。