東急5000系グループ・横浜高速鉄道Y500系形態分類 室内編

室内形態一覧表

主要室内形態一覧表
次車 1次車 2次車 Y500系 3次車 4次車 5408号 5次車 6次車
5000系の床色 水色 - 灰色
座席(詳細) 3000系ベース E231系ベース
優先席(詳細) ポール無 ポール有
消火器(詳細) 低・出 低(SUS筐体)
荷棚範囲(詳細) 広い 狭い
貫通扉自動閉(詳細) -
戸当たり部マーキング
側引戸および貫通扉の化粧板
車額広告(詳細)
ラインデリア プラ 金属・出 金属 未調査
  • 3次車の5080系は3000系ベースの座席。
  • 5次車に組み込まれた2次車5408~5410は5次車と同じ自動で閉まる貫通扉に交換されている。
  • 6次車に組み込まれた2次車5411・5412は6次車と同じ化粧板付きの自動で閉まる貫通扉に交換されている。
  • 5次車の6扉車が組み込まれた2次車5106Fは5次車と同じ自動で閉まる貫通扉に交換されている(ただし10号車は扉の改造で対応)。
  • 6次車の6扉車が組み込まれた2次車5105F化粧板付きの同じ自動で閉まる貫通扉に交換されている(ただし10号車は扉の改造で対応)。また、化粧板付きの側引戸には交換されていないが、側引戸の戸当たり部に黄色いマーキングが施された。
その他室内形態一覧表
次車 1次車 2次車 Y500系 3次車 4次車 5408号 5次車 6次車
側窓キセ(詳細) つや無 つや有 つや無 つや有
吊り手(詳細) 調査不足 A A(橙B) B 未調査
フリースペースの荷棚ボルト跡
貫通扉脇の手すり(詳細) 普通 長い
渡り板 ステンレス鋼

5次車以降消火器がステンレス製に変更されている。5408号もステンレス製である。

車内配色

5000系は青系、5050系はパステル調、Y500系はライラック系の色調とされた。製造次車による変更点として5000系4次車以降と5409号では床色が5050系と同じ灰色に変更された。また、5050系4次車以降では貫通路かもい部が茶色に変更された。

  • 5000系1~2次車: 青系5000系1次車5301号 2007-02-04 中央林間
  • 5000系4~5次車: 床が灰色になった5000系4次車5107号 2007-02-04 中央林間
  • 5050系3次車: パステル調5050系1次車5453号 2007-04-08 元町・中華街
  • 5050系4~5次車: 貫通路かもい部が茶色になった5050系4次車5857号 2007-04-08 元町・中華街
  • Y500系: ライラック系Y500系Y576号 2007-04-08 元町・中華街

渡り板

1~2次車・Y500系は鋼製製、3~5次車と5408号はステンレス鋼製とされている。5000系6扉車導入に伴う組み替えで片方が鋼製、片方がステンレス鋼製の渡り板となった貫通路も存在する。

  • 1~2次車・Y500系: 鋼製Y500系Y545号 2007-04-08 元町・中華街
  • 3~5次車: ステンレス鋼製5050系4次車5755号 2007-04-08 元町・中華街

腰掛下ヒーター

3次車以降と5408号では斜め吊りとして暖房効率を向上させた。

  • 1~2次車・Y500系: 水平Y500系Y582号 2007-04-08 元町・中華街
  • 3~6次車: 斜め5050系5261号 2007-04-08 元町・中華街

ラインデリア

1~3次車・Y500系ではプラスチック製でだったが、4次車以降および5408号はおそらく火災対策のため金属製となった。また4次車と5次車および5408号では形状が異なる。

  • 1~3次車・Y500系Y500系Y506号 2007-04-08 元町・中華街
  • 4次車4次車5158号 2007-04-08 元町・中華街
  • 5次車5次車5664号 2007-04-08 元町・中華街

車いすスペースおよびフリースペース

概要

編成中2両に車いすスペースが設置されている。設置車両は5000系(10両編成)は3・9号車、5050系・Y500系(8両編成)は2・7号車、5080系(6両編成)は2・5号車で位置は上り方海側車端である。

また、5000系についてはラッシュ時の混雑緩和を目的に、車いすスペースの設置されていない中間車(2・4~8号車)の上り方海側車端にフリースペースが設置された。このフリースペースの設置は2次車から行われたが、1次車についても2003年に設置されている。

車いすスペースとフリースペースは座席を撤去して空間確保している点では共通しているが、フリースペースは車いすの備え付けを考慮していないことから、壁掛け式ヒータ、非常通報器および窓下の手すりが設けられていない。

また、車いすスペースおよびフリースペースの設置されている中間車山側は優先席の設置位置でもあり、さらに優先席付近は携帯電話電源OFF区域とされている。これを受けフリースペースについては携帯電話電源OFF区域とされ、区域の明確化の策として壁面に帯状のオレンジ色のシール貼り付け、およびつり手のオレンジ色化が行われている。一方、車いすスペースについては携帯電話電源OFF区域の対象からは外されている。

設置車両
5000系5050系・Y500系5080系
1号車 なし なし なし
2号車 フリー車いす車いす
3号車 車いすなし なし
4号車 フリーなし なし
5号車 フリーなし 車いす
6号車 フリーなし なし
7号車 フリー車いす
8号車 フリーなし
9号車 車いす
10号車なし
相違点
車いすフリー
座席撤去
携帯電話電源OFF区域×
壁掛け式ヒータ×
非常通報器×
窓下の手すり×
  • 車いすスペース5302号 2007-02-10 中央林間
  • フリースペース5202号 2007-02-10 中央林間

窓上の取っ手

1次車は座席部分をフリースペースに改造したため荷棚の撤去跡が残っている。2~4次車は撤去跡はないものの車椅子スペースとフリースペースでは窓上の取っ手の設置位置および、点検口のふたの形状が異なる。5次車では車椅子スペース、フリースペース共通の新形態となった。

2次車では6扉車組み込みによる編成替えによって例外が存在し、フリースペースから車椅子スペースに改造された5905号の取っ手および点検口のふたはフリースペースの形態のままである。おそらく同様の組み替えが行われた5904号および5906号も同様の形態だと思われる。

また、逆に車椅子スペースからフリースペースに変更された5408号の取っ手および点検口のふたは車椅子スペースの形態のままである。これもおそらく5405号および5406号も同様の形態だと思われる。もっとも5408号については車体を新製していることから、なぜ車椅子スペースの形態のままであるかの理由ははっきりしない。

  • 1次車のフリースペース5201号 2007-02-17 中央林間
  • 2~4次車のフリースペース5206号 2007-02-17 中央林間
  • 1~4次車の車椅子スペース5306号 2007-02-17 中央林間
  • 5次車5764号 2007-04-08 元町・中華街
  • 5905号5905号 2007-06-23 鷺沼

資料写真

上り方車端

  • 5050系3次車5352号 2007-04-08 元町・中華街
  • 5050系4次車5358号 2007-04-08 元町・中華街
  • 5050系5次車5763号 2007-04-08 元町・中華街

参考