鉄道免許・小田原急行鉄道5・昭和3~4年

国立公文書館に所蔵されている公文書から転記した。転記ミスを含んでいる可能性に注意。内容の簡単なメモのため表現は原文と異なる。角括弧内は著者(矢口)のメモ。

  • 階層: 公文書>運輸省>陸運関係>鉄道関係
  • 請求番号: 本館-3B-014-00・平12運輸01873100
  • 作成部局: 鉄道省監督局
  • 年月日: 昭和3年 - 昭和4年

25 客車設計の件

車両設計認可 昭和4年3月12日申請(経第45号) 昭和4年3月28日認可(監第915号)

新宿―小田原ならび新宿―片瀬江ノ島間旅客輸送のため

  1. 電動客車 車種: ボギー車(並等) 両数: 5両 [201形]
  2. 付随客車(甲号) 車種: ボギー車(並等) 両数: 5両 [501形]
  3. 付随客車(乙号) 車種: ボギー車(並等) 両数: 5両 [551形]

26 新宿、小田原間使用車両を江ノ島線に使用の件に関する通牒

御願 昭和4年3月12日申請(経第56号)

従来使用中の車両全部を江ノ島線(自大野信号所 至片瀬江ノ島)に併用致度候

29 客車竣功の件

工事竣功届[車両竣功届] 昭和4年4月1日届出(経第45号の2)

監第915号で車両設計認可を受けた

  • 付随客車甲号 5両中2両(クハ501、505)
  • 付随客車乙号 5両中3両(クハ551、553、554)

32 客車竣功の件

工事竣功届[車両竣功届] 昭和4年3月29日届出(経第45号)

監第915号で車両設計認可を受けた

  • 電動客車 5両中3両(モハ201、202、204)
  • 付随客車甲号 5両中1両(クハ502)
  • 付随客車乙号 5両中1両(クハ555)

33 客車竣功の件

工事竣功届[車両竣功届] 昭和4年3月30日届出(経第45号の1)

監第915号で車両設計認可を受けた

  • 電動客車 5両中2両(モハ203、205)
  • 付随客車甲号 5両中2両(クハ503、504)
  • 付随客車乙号 5両中1両(クハ552)

35 貨車設計の件

貨車設計認可[車両設計認可] 昭和4年8月3日申請(経第51号) 昭和4年8月22日認可(監第2732号)

新宿小田原、片瀬江ノ島間貨物輸送のため

  1. 4輪無蓋貨車 11両 [ト1400形]
  2. 4輪有蓋緩急貨車 3両 [ワフ1200形]
  3. 4輪無蓋緩急貨車 4両 [トフ1300形]

36 貨車竣功の件

工事竣功届[車両竣功届] 昭和4年9月26日届出(経第51号の1)

監第2732号で車両設計認可を受けた

  1. ト1400型1401~1411
  2. ワフ1200型1201~1203
  3. トフ1300型1301~1304

39 客車設計の件

車両工事竣功届[車両竣功届] 昭和4年10月30日届出(経第57号)

監第915号で車両設計認可を受けた

551型 5両(クハ556~560)

40 貨車減少の件

貨車廃止届 昭和4年10月16日届出(経第55号) 昭和4年11月6日認可(監第3790号) [認可事項のため申請として処理]

監第3126号で車両設計認可を受けた

  1. 無蓋貨車 29両
  2. 有蓋貨車 5両
  3. 有蓋緩急貨車 5両

本線および江ノ島線で建築用に使用したものですでに毀損腐朽しもはや使用に耐えざるに至りしものなり。

無蓋貨車
ト9748、ト13530、ト13551、ト13564、ト13601、ト13644、ト13683、ト13773、ト14232、ト14254、ト14290、ト14292、ト14461、ト14475、ト14607、ト14647、ト15530、ト15630、ト15969、ト16539、ト16593、ト17158、ト17242、ト17469、ト17505、ト17628、ト17778、ト18866、ト21547
有蓋貨車
ワ50060、ワ53005、ワ53117、ワ55081、ワ55430
有蓋緩急貨車
ワフ3291、ワフ3292、ワフ3293、ワフ3294、ワフ3295

42 電動客車設計の件

車両工事竣功届[車両竣功届] 昭和4年12月4日届出(経第55号)

監第915号で車両設計認可を受けた

201型 5両(モハ206~210)

45 廃車の件に関する通牒

貨車廃止認可申請 昭和4年12月9日申請(経第58号) [地方鉄道法施工規則改正のため届出として処理]

無蓋貨車 11両(ト13930、ト14329、ト14338、ト14360、ト14565、ト14580、ト16081、ト16860、ト16935、ト17399、ト17558)

本線および江ノ島線で建築用に使用したものですでに毀損腐朽しもはや使用に耐えざるに至りしものなり。